ゲームスタイル研究所

研究所コラム

2016.03.31

流行をつくるにはどうしたら良い?イマドキ高校生の友達ネットワークから考える

まとめると

  • 高校生の友達ネットワークはTwitterによって多様化
  • Twitterアカウントは多い人で最大11個。学校の友達、趣味友で使い分け
  • コミュニティごとに話す内容が違うので、流行の醸成は各コミュニティの関係性やどんな話題をしているか考慮する必要がある

「高校生にウケたゲームは流行る」

 

社内外のマーケッターの方々と話しているとこのようなお話をよく聞きます。

 

たしかに、高校生は一般的に情報感度が高いと言われており流行のきっかけになりそうな気がします。

 

ただ、私が高校生だったのはもうおおよそ10年も前のこと・・・・・。今の高校生がどんな交友関係を持っていて、友達とどんな話題で盛り上がっているのか全く想像できません。

 

今日は、ゲームスタイル研究所が、2015年7月~12月にかけて、34人の高校生を対象に行った交友関係の調査から友人の作り方、関係性をのぞいてみましょう。

 

まず、現代の高校生を紹介する前に、10年前高校生だった頃の私のネットワーク図です。

 

「28歳/女性 高校生当時の友達ネットワーク」koukou-10.png

 

アルバイトをしていたので年上の友達もおり、学校以外の趣味友もいて交友関係は広い方だったと思います。趣味友は小学校の習い事で出会い、趣味でつながっていて定期的に会うような関係でした。

 

次に、イマドキ高校生のネットワーク図をみていきましょう。

 

 

「本調査で特徴的だった高校生の例」

koukou.png

 

  • 留学など海外の友達      
  • Twitter趣味アカウントフォロワー
  • ネットで出会いリアルでも交流する友達

 

上記3つのタイプが増えており、イマドキ高校生のネットワークは多様化しているようですね。

 

それでは、3タイプを詳しく見ていきましょう。

 

留学など海外の友達

留学やサマーキャンプで出会って、仲良くなった海外の友達です。今回調査を行った中で人数は多くありませんでしたが一定数いました。昔からこういった早いうちに海外経験をつむ方はいますが、Skype等の無料通話サービスの発達によって、関係が維持しやすくなっているようです。今回調査を行った高校生の中にも、Skypeで定期的に連絡を取り合っている人がいました。

 

 

Twitter趣味アカウントフォロワー

趣味の情報収集を行う延長でフォローしあう友達。

ここでいう趣味とは、リアルでは中々同志を見つけられないニッチなもの、自分だけ温度感が高すぎて周りと語りあえないものであることが多いです。

 

「○○というアーティストが大好きで、情報収集を行っているアカウントがある。そのフォロワーは3000人。(高1/男性)」

 

また、そういった趣味がある人は、アカウントを趣味とリアルで使い分け、TPOに合わせて自分を出す部分をわきまえる人が多いようです。

Twitterアカウント平均所持数は女子4個~5個、男子は1個~3個となっており、女の子は高校の友達に見せる顔、中学の友達に見せる顔、親友に見せる顔、などリアルの中でも複数使い分けている模様。中には11個持っているという人もいました。

 

「アカウント数は8個。

1個はリアル、ネット関係なく友達全員をフォローしているアカウントで、中学の友達も、高校の友達も、趣味の友達もいる。リア友だけのアカウントと、さらにリア友の仲いい人のアカウントがある。洋服を買ったものを載せるアカウントと、ほとんど使ってない趣味アカがひとつ。あとはショップブランドをフォローだけしてるアカウント。(高1/女性)」”

 

「いつも使っているアカウントは1つだが、周りで2つ持っている人は多い。

鍵をつけてリアルな友達だけで使っているものとそうじゃないアカウント。(高1/男性)」

 

 

ネットで出会いリアルでも交流する友達

 

こちらは、上記のTwitterでフォローし合う関係から、趣味のリアルイベントなどで顔を合わせて、実際に会うようになった友達です。具体的には、好きなバンドのコンサートに一緒にいく等。

また、それまではTwitterを介して連絡を取っていたのも、何回か会うとLINEメインのコミュニケーションに変化して、リアル友達の仲間入りを果たすようです。

 

「趣味が同じでTwitterで出会った年上の女の子の友達がいる。たまたまライブの当選日が同じだった。そこで初めて会って、それから仲良し。(高1/女性)」

 

 

それぞれのコミュニティによって話題が違い、流行の生まれ方も異なる?

10年前と比較して、イマドキの高校生はリアル、ネットで多様なコミュニケーションをとっており、それぞれのコミュニティで行うコミュニケーションも話題も違ってきています。

 

いかがでしたでしょうか。

高校生を起点とした流行の醸成を狙うのであれば、そうした特性を考慮してターゲットや目標の設定をすると効果が見込めるかもしれませんね。

 

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